第十五講
かく
今回からしばらく三田弁が続きます。
そろそろ、「関西弁講座」の名称を変更して「三田弁講座」に変更しようかと・・・
そんなことを考えている次第でございます。
とりあえず、今回は「かく」という言葉です。
意味は「担ぐ」って意味なんですね。
どういうことか分かりにくいと思うので、とりあえず例をご覧ください。
俺が、部屋の模様替えをしたくて、タンスを移動したい
という状況だとしますね。
んでタンスを持ち上げようとしたんですが、これ重たくて上がらないんですわ。
一人ではムリやな〜と思ってたところに親父が来ました。
俺 「なあ親父、これ向こうに動かしたいねんけど一人じゃ上がらへんねん」
俺 「せやから、そっちかいて!」
このように使うわけです。
「そっち側を担いで」
というのを三田では
「そっちかいて」
と言うんです。
知らん人からすれば意味分かりません。
タンスを持ちたいのに
「そっちかいて!」
ですから・・・
普通は「そっち掻いて」という意味で取りますから
何でタンスを持つのに、タンスを掻かなあかんねやろ〜?
と、混乱してしまいます。
こんな言葉もあるということですわ。
以上で「かく」の説明を終わります。