第十七講

まんまんちゃん






かなり久しぶりの更新ですね。





これを書くにあたってですね、



この、「関西弁講座」



かなりの頻度でチェキってる神奈川の女の子(ピチピチ)



がいらっしゃるということでございまして・・・





更新を楽しみにしておられるようですので



こっちも頑張って更新していきたいです。





とりあえず



ありがとうございます。 >ピチピチ





さて、今回は「まんまんちゃん」という言葉です。



これは関西弁なのか三田弁なのか分かりません。





何か「まんまんちゃん」と聞くと



一見、やらしい言葉のように聞こえますが、



いや、それは俺だけかもしれませんが・・・



とにかく普通の単語です。





この「まんまんちゃん」という言葉ですが



意味は、「お地蔵さん」です。





この言葉は、小さい子供に対して使う言葉で



大人に対しては使いません。



大人に対しては、そのまま「お地蔵さん」って言いますので・・・





あと、この「まんまんちゃん」に付随する言葉で、



「まんまんちゃん、あん」



という言い方をすることがあります。



「まんまんちゃん」



は先ほど述べたとおり



「お地蔵さん」



という意味で、



「あん」



は、少し説明しづらいんですが



例えば、神社でお参りをした時に



両手を合わせて目を閉じて拝むじゃないですか?



あれを言葉で表したような言葉なんですね。





要するに、



子供が、お地蔵さんに向かって両手を合わせて



「あん」って声に出して言うんです。



まあ、どちらかと言えば、親が言わせてる部分が大きいですが・・・





ちなみに、この「あん」っていう言葉は



お地蔵さんのみならず、神社や仏壇でも使います





これも、もちろん大人は言いません。



大人は、両手を合わせて、ただ拝むだけですからね。





ここで、使い方の例を書きます。



例えば、ある家族が山道を散策中に、お地蔵さんに出会ったとしましょう。





以下会話





親父 「あ〜えらいわ〜。どこまで歩くのん?」



子供A 「お父さん、体力ないな〜」



子供B 「なあ、お父さん。あれ何?」



親父 「ん?ああ、まんまんちゃんや。」



おかん 「ホンマやな。あんたら、まんまんちゃんにあんしときなさい。



子供A 「あん」



子供B 「あん」





このように使います。



ちなみに、会話中の「えらい」「しんどい」という意味ですよ。





これを読めば分かるとおり



「お地蔵さんに拝みなさい」







「まんまんちゃんにあんしなさい」



と言うわけで、





お地蔵さんを拝む時に



「あん」



と言うわけですが・・・





これね、俺の勝手な予想ですが





大人が拝む時は、声には出さずに、頭の中で



「家族が幸せでありますように」



とか考えながら拝むじゃないですか?





でも、子供は「拝め」と言われても



どうすればいいか分からないから



目を閉じて両手を合わせて「あん」と言いなさい。



としておくと、親は子供に教えやすいから



こういうのが出来たんだと思うんですが、





ここでね、疑問があるわけですよ。





何で「あん」やねん?





「とん」やったらあかんのか?





と・・・





何で「あん」になったのか



その由来をご存知の方がおりましたら



連絡ください。お願いします。





以上で「まんまんちゃん」の説明を終わります。






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