第十八講

毎度






さてさて、今回はベタベタの関西弁「毎度」でございます。





といいましても、これをどう説明していいのか難しいですね。





とりあえず、これは俺の勝手な推測ですが、



おそらく「毎度」は「毎度おおきに」の省略形だと思います。



なので、本来の意味は



「いつもありがとう」とか「いつもお世話になってます」



って感じの意味になるんじゃないでしょうか?





とにかく、「毎度」という言葉は、いろんな使われ方をします。





例えば



取引先のA社からB社に電話がかかってきて、



A社 「毎度、A社です。」



B社 「あっ、毎度です。」





Aさんが街を歩いてて、Bさんに出会いました。



Aさん 「あっ、Bさん!」



Bさん 「あっ、毎度!」





何かもうここまでくると、「いつもありがとう」



って意味だけじゃなくて



「こんにちは」ってニュアンスにもなります。





ですから、「毎度」とは挨拶代わりに言う言葉



といった方がいいかもしれないです。





あと、やはり元が「毎度おおきに」から来てる(俺の推測)ので



主に、商売人に使われる言葉です。



あんまり一般人は使ってないですね。





最近ではあまり聞かれなくなりましたが



昔ながらの商売人の間では今だに根強く使われております。





さすが商売人の町、大阪。





「もうかりまっか?」



「ぼちぼちでんな」





という言葉も商売人の町、大阪ならではといったところでしょうか?





今回は、俺の推測が多く入りましたので、正確ではありませんが



そんなに間違ってはないと思いますが・・・





以上で「毎度」の説明を終わります。






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