第十三講

ごんたくそ






今回の「ごんたくそ」ですが、



これは「いちびる」に近いもんがあります。



まあ意味ですが、



「暴れん坊」とかっていう感じですかね。





とりあえず例によって使い方の例を書きます。





小学校の頃、手も付けられない乱暴者のS君(仮)がいたとしましょう。



その彼は今は真面目に大学へ行ってて、好青年になったとしましょう。



そんなS君についてご近所のおばはんが話をしているという設定です。





おばはんA 「奥さん!最近S君ええ大人になった思わへん?」



おばはんB 「せやろ?私も思とったんや。」



おばはんA 「こないだ会うた時もな、ええ声で「こんにちわぁ」って言うたで」



おばはんB 「私も昨日会うた時に、「今から大学行きよんのんか?」って聞いたら、

「はい、そうですぅ」って笑顔で言うてくれたでな。」



おばはんA 「あの子ごっつ愛想ようなったな」



おばはんB 「こないだも、お向かいさんと言うとったんやけど、

お向かいさんも「愛想ええなぁ」って言うとったわ。うちの息子と大違いやわ」



おばはんA 「ほんまになあ。昔はえらいごんたくそやったのに」






とまあこんな感じで使います。



っていうか、自分でも思うけど前フリ長いな・・・





いちびりと似てますが、いちびりとの違いは、



「ごんたくそ」は悪さしたり暴力ふるったりする感じで



「いちびり」は調子に乗って悪ふざけする感じ



だと俺は解釈してます。



上はあくまでも俺の独断での解釈ですが。





でも、どっちの方が悪いイメージが強いかと言われれば、



ごんたくそ > いちびり



だと思いますが・・・



まあでも根本的な意味合いが違いますので、一概に比較は出来ませんが・・・



まあこんなところですかね。





以上で「ごんたくそ」の説明を終わります。





訂正



ある方からご指摘をいただきまして、



「ごんたくそ」の語源は「ごんた」で



この「ごんた」という言葉は標準語らしいです。



なので、「ごんたくそ」も標準語らしいです。



どうも、すんませんでした。






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